生産管理システム：STRA PM

製品概要

STRA PM 生産管理は、生産計画の立案から、MRP計算、購買、製造、拠点間の搬送、品質管理・品質保証まで、工場の生産業務を支える機能を豊富に備える生産管理システムです。以下は、STRA PM 生産管理の主要なパッケージ標準機能を業務の流れに沿って描いた図です。

［製品の全体イメージ図］

製品の特徴

①在庫バランスを加味した生産計画機能

②各種オーダー管理機能

③品質と連動したロット管理機能

①在庫バランスを加味した生産計画機能

生産管理で重要なのは在庫バランスの適正となります。原料、中間品、製品とそれぞれの在庫が未来に渡って適正に保たれるように生産計画がなされます。これら在庫を加味した、「作りすぎない」を目指して基準生産計画及びMRP計算が行われますが、正確な所要（どのくらい必要なのか）を計算するために、品目構成（BOM）の登録が重要となります。BOMでは必要な部材だけでなく、それぞれのバッチサイズ、歩留率、ライン違いなど、必要に応じて各種設定が可能となっています。

②各種オーダー管理機能

STRA PMでは、在庫を増やす指示を「オーダー」と呼びます。オーダーには、製品や中間品等を製造する「製造オーダー」、購買品（原料など）を仕入する「購買オーダー」、在庫を補充・移動する「搬送オーダー」の３つがあり、これらを使い分けて、原料や資材を仕入れたり、補充したり、製造したりすることで、製品をつくります。これらオーダー（指示）を自動的に生成するのがMRP計算機能です。MRP計算機能は、品目や在庫場所の各種パラメータを考慮して、適正な在庫数量に増やすための指示「オーダー」を生成し、製造における計画業務を支援します。

③品質と連動したロット管理機能

STRA PMでは、原料、中間品、製品など工場の在庫をロットNoを付与して管理することができます。このロットNoに対して、品質検査指示を発行し、検査記録を残すことも可能となり、どういう検査結果（成分結果など）の原料を使って、この製品ができているのか、システムで把握できます。また、原料～中間品～製品という生産プロセスで、どのロットがいつどの製造工程で消費され、最終工程で製品が完成するところまで、オーダー情報と実績情報を紐づけて記録します。これにより、トレーサビリティに必要な製造情報や品質情報を参照する機能が「ロットトレース照会」です。出荷した製品のクレームや問い合わせに対し、どこに出荷されたのか、どの原料が使われたのかを突き止め、速やかな対応が可能となります。