業種別適用例
Food食品製造業
食品製造業は、HACCP等の品質や納期に対する要求水準が高く、一方で、他の業種と比較すると相対的に労働生産性が低い傾向(製造業平均の6割程度*)にあります。
*農林水産統計 令和3年12月27日より
食品製造業における代表的なビジネス課題は、以下のとおりです。
「生産現場の業務効率化」
「仕入先を含むサプライチェーン全体の業務効率化」
食品製造業では、生産現場における記録業務の負担を軽減し、生産管理・原価管理へと繋がる仕組みを構築することが、企業全体の生産性向上に繋がると考えます。
Chemical化学品製造業
化学品製造業は、素材・部品・製品(上/中/下流)に大別されます。製造業全体を俯瞰すると下流域に位置する他業種の部品・製品(食品、医薬品、自動車など)をも支えています。そのため、取引先が多岐にわたり、荷姿・形態により異なる品目など、管理業務が複雑化する要因の一つとなっています。
化学品製造業では、調達・製造・品質・販売がシステム統合化されることで、管理業務の効率化につながると考えます。
Pharmaceuticals and Medical Devices医薬品製造業
医薬品製造業は、厳格な管理基準(GMP)に則った製造管理・品質管理が求められています。また、新たなシステムの導入・維持管理においても、CSV(コンピュータ化システムバリデーション)に準拠した取り組みが求められています。
人が介在する属人的な業務に対し、統制管理や現場業務の効率化など、自社の経営課題に適合する、基幹業務システムへの見直しが重要であると考えます。
DISCRETE
加工組立型製造業(自動車部品、金属製品、電子部品など)
加工組立型製造業は、自動車サプライチェーンの一角をなす、金属加工やプラスチック加工の自動車部品メーカー、最終製品を製造する、金属製品・電子部品・電気精密機器メーカーが挙げられます。
加工組立型の製造業では、納期管理が重要です。内示や受注情報を元にした調達計画を立案し、シフトや外注との生産計画の調整、納入指示に従った出荷に連なる業務システムの構築が求められています。